解説

シンジケートローンにおいて生じうる競争法上の問題

欧州委員会報告書の概要と本邦金融機関への示唆

長島・大野・常松法律事務所パートナー弁護士 /服部 薫

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

欧州委員会は2019年4月、シンジケートローンに関する信用取引市場における競争へのインパクトを検証した最終報告書(以下、報告書)を公表した。本稿では、報告書の調査対象、報告書が前提とするシンジケートローンのプロセスを簡単に紹介したのち、報告書で潜在的に競争法上の問題が生じうるとされている主な内容を解説する。なお、誌面の制約もあることから、報告書の内容を網羅的に解説するものではないことに、あらかじめご留意いただきたい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

はっとり かおる
長島・大野・常松法律事務所パートナー弁護士。独占禁止法/競争法に関連する争訟、カルテルなど各種調査対応、企業結合対応など、数多くの案件を取り扱っている。