ノジマは10月29日、スルガ銀行の創業家およびファミリー企業が保有する同行の株式を約140億円で追加取得した。これにより、ノジマの保有割合は4.99%から18.52%に上がり、スルガ銀行の筆頭株主になった。創業家・ファミリー企業の所有となっている不動産の売却も決まり、スルガ銀行が貸し出していた約400億円は間もなく全額回収できる見通しだ。スルガ銀行はノジマの支援を受けて創業家との決別を果たすことができるが、家電小売業界による銀行支援は過去に例がない。ノジマはスルガ銀行をどう再生させ、どのような協業を模索しているのか。野島廣司社長にスルガ銀行出資の狙いを聞いた。(編集部)