特集LIBOR危機を回避せよ!

LIBOR公表停止に向けた清算機関としての対応

OIS取引の活性化が急務

日本証券クリアリング機構 OTCデリバティブ清算部長 /金子 貴比古

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日本証券クリアリング機構で取り扱うLIBORベースの円金利スワップ取引の清算残高は1,200兆円を超える一方、同取引からの移行が想定されるOIS(Overnight Index Swap)取引への移行は、まだまだ進んでいない。LIBORの恒久的公表停止に備え、OIS取引への移行促進とフォールバック対応を着実に進めていく。なお、文中における各種対応については、今後の検討において変更となることがありうる。また、文中の意見にわたる部分は筆者の私見である。

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かねこ たかひこ
95年東京証券取引所入社。株価指数先物・オプション業務室、調査部、決済管理部を経て、02年日本証券クリアリング機構の設立とともに同社稼働準備室へ出向、清算機関業務の開始に向けた制度構築に従事。その後、同社リスク管理グループ等を経て、18年から現職。