みずほフィナンシャルグループ LIBOR移行対応PT 副PT長 /柴田 憲幸
みずほフィナンシャルグループ LIBOR移行対応PT 副PT長 /柴田 憲幸
投稿日2019.10.28. /週刊金融財政事情 2019年10月28日号
LIBOR消滅後の有力な後継金利指標候補であるリスク・フリー・レート(RFR)は、これまでの変動金利に含まれていた「金融市場のリスクプレミアム」を含まない点で、従来とは異なる概念を有する新たな変動金利指標である。さまざまな通貨や金融商品の取引に用いられてきたLIBORが廃止され、RFRが後継金利指標となった場合には、貸出や資金調達を含めたALMに大きな影響をもたらすと考えられる。
しばた のりゆき
98年入行。00年国際資金証券部、08年欧州資金部、13年市場業務部、17年ALM部を経て19年から現職。日本円金利指標に関する検討委員会貸出SG議長。