日本銀行や金融庁が、地域銀行をはじめとする金融機関の不動産業向け貸出の状況を注視している。東京を中心とした不動産市場の底堅さを背景に、不動産関連の貸出は高い伸びが続く。地銀においては不動産業向けを含む「越境融資」が増加しており、不動産ノンリコースローンなど大型案件におけるリスクの高まりも意識されている。市況悪化のシナリオも見据え、限度額の設定や途上管理の在り方など、金融機関のリスク管理体制の高度化がいっそう重要になっている。
掲載号 /週刊金融財政事情 2026年3月24日号