特集今こそ防災ファイナンス

防災リスクファイナンスの国際標準規格化を巡る動きとその意味

防災の産業化と国際ルールの形成を通じて日本の成長にも貢献

日本政策投資銀行 設備投資研究所 主任研究員 /蛭間 芳樹

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気候変動や都市化の進展により、世界各地で自然災害が激甚化・頻発化している。人的被害や経済的損失は増加の一途をたどり、従来の「緩和」策(脱炭素など)から、被害の最小化や社会・経済のしなやかさ(レジリエンス)の確保を目指す「適応」策への転換が進んでいる。災害大国である日本は、官民双方に高度な防災知見と技術を有しており、危機対応の社会技術を国際社会と共有することは、日本の国際的責務であるとともに、日本の価値を発揮する好機ともいえる。本稿では、投融資一体のソリューションや国際ルール形成などを通じて、次世代の日本社会や世界のレジリエンス向上に取り組む意味を解説する。

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ひるま よしき
09年東京大学大学院工学系研究科修了(社会基盤学)、20年スタンフォード大学ビジネス・プロフェッショナルコース修了(ソーシャル・イノベーション)。09年日本政策投資銀行入行。物流部門担当営業、事業開発部(BCM格付開発)、サステナビリティ企画部(環境・ESG、防災・BCP・危機管理経営、ウェルビーイング)、経営企画部(中計作成等)、産業調査部(経済安保、知財戦略等)、業務企画部(新規事業・イノベーション投資)などを経て現職。Skydrive、SynecO社外取締役等を歴任。産業調査部課長、イノベーション投資部参事役を兼任。