特集シップファイナンスの羅針盤

激変する国際情勢の影響が不可避である船舶・海運の市場構造

紅海周辺情勢の緊迫化やトランプ関税の不透明感が市場に波及も

神奈川大学 経済学部 教授 /松田 琢磨

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大量輸送に適する海上輸送は、国際貿易に欠かせないインフラと位置付けられる。一方で、その運賃市場の変動は極めて激しく、海運市場が持つ性質もあって国際情勢や各国の政策の影響を大きく受ける。激動の国際情勢の下、果たして船舶・海運市場はどのような方向に進むのか。本稿では、コンテナ輸送とばら積み(バルカー)輸送、タンカー輸送に絞って船舶供給の動向と海運市場の現状について概説する。

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まつだ たくま
筑波大学第三学群社会工学類卒、博士(学術、東京工業大学)。日本海事センター主任研究員、拓殖大学商学部教授を経て25年4月から現職。専門は海運経済学、国際物流。著書に『コンテナから読む世界経済 経済の血液はこの「箱」が運んでいる!』(KADOKAWA)など。