解説

株式市場の発展に資する「株主優待」の多角的な意義

個人投資家の増加だけでなく企業価値向上にも寄与

野村総合研究所 金融イノベーション研究部長 /竹端 克利

日本証券業協会 サステナビリティ推進室長 /新玉 早代

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日本証券業協会は2024年10月、研究者や有識者、投資家等から構成される「株主優待の意義に関する研究会」を設置した。研究会では、株主優待制度を取り巻くステークホルダーのそれぞれの視点や学術的な観点からの研究結果をもとに、制度の意義や効果をあらためて検討し、今年4月に報告書を取りまとめた。本稿では、今回の報告書の概要を説明したい。

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たけはな かつとし
05年野村総合研究所入社。コンサルティング事業本部にて経済モデル構築・分析業務に従事。12年から、金融イノベーション研究部にて金融制度・政策、投資家動向に関する調査研究活動に従事。24年から現職。

あらたま さよ
日本証券業協会入職。学校現場における金融経済教育の普及推進業務や文部科学省への出向、資産形成・証券投資の意義・NISAの普及推進業務に従事。24年7月から現職。