野村証券 金融工学研究センター クオンツ・ソリューション・リサーチ部 シニアクオンツアナリスト /杉下 裕樹
野村証券 金融工学研究センター クオンツ・ソリューション・リサーチ部 シニアクオンツアナリスト /杉下 裕樹
野村証券 金融工学研究センター クオンツ・ソリューション・リサーチ部 シニアクオンツアナリスト /小牧 昇平
投稿日2025.06.13. /週刊金融財政事情 2025年6月17日号
企業による温室効果ガス(GHG)排出量の削減は、リスクと機会の両面で企業評価に反映されるべきである。しかし現状では、開示情報をもとにGHG排出削減量と企業価値の関係を明らかにすることは難しい。そこで本稿では「多排出セクター」と「サプライチェーン排出依存セクター」について、GHG排出量と株価の関連性を定量的に確認した上で、企業の「打ち手」を検討する。今後、GHG排出量に関するデータの開示基準が整備されれば、企業価値との相関関係がさらに高まる可能性がある。
すぎした ひろき
09年東北大学大学院修了。野村証券金融工学研究センター入社後、定量分析を用いた事業・財務コンサルティング業務、コンテンツ開発に従事。
こまき しょうへい
14年東京大学大学院修了。野村証券金融工学研究センター入社後、定量分析を用いた事業・財務コンサルティング業務に従事。
掲載号 /週刊金融財政事情 2025年6月17日号