解説

事業戦略立案に生かすべきGHG排出量と株価の相関関係

排出削減が企業価値向上につながるような開示基準の整備に期待

野村証券 金融工学研究センター クオンツ・ソリューション・リサーチ部 シニアクオンツアナリスト /杉下 裕樹

野村証券 金融工学研究センター クオンツ・ソリューション・リサーチ部 シニアクオンツアナリスト /小牧 昇平

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企業による温室効果ガス(GHG)排出量の削減は、リスクと機会の両面で企業評価に反映されるべきである。しかし現状では、開示情報をもとにGHG排出削減量と企業価値の関係を明らかにすることは難しい。そこで本稿では「多排出セクター」と「サプライチェーン排出依存セクター」について、GHG排出量と株価の関連性を定量的に確認した上で、企業の「打ち手」を検討する。今後、GHG排出量に関するデータの開示基準が整備されれば、企業価値との相関関係がさらに高まる可能性がある。

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すぎした ひろき
09年東北大学大学院修了。野村証券金融工学研究センター入社後、定量分析を用いた事業・財務コンサルティング業務、コンテンツ開発に従事。

こまき しょうへい
14年東京大学大学院修了。野村証券金融工学研究センター入社後、定量分析を用いた事業・財務コンサルティング業務に従事。