特集暗中模索の中国経済

少子高齢化の加速が中国経済・社会に与えるインパクト

人口減少に影を落とす大卒者の就職難

浜銀総合研究所 調査部 主任研究員 /白 鳳翔

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中国は、1978年の改革開放以来「世界の工場」と呼ばれるまでに急成長を遂げ、世界第2位の経済大国にのし上がった。しかし、ここに至り人口動態の急激な変化が、経済成長の足かせとなっている。特に少子高齢化の加速は、労働市場や消費構造、社会保障、産業競争力に多大な影響を及ぼし、中国経済の根幹を揺るがしている。本稿では、中国の少子高齢化の現状を整理し、要因を分析した上で、人口動態の変化が中国経済に与える影響を多面的に論じ、今後の対応策と展望について考察する。

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はく ほうしょう
09年早稲田大学大学院博士号(Ph.D.)取得、日系証券会社に入社し、主に中国株調査に従事。13年から浜銀総合研究所に入社、17年から現職。主に中国の経済・金融マーケット・産業の調査・分析を担当。国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。