RAF研究所 CEO /大山 剛
RAF研究所 CEO /大山 剛
投稿日2025.06.06. /週刊金融財政事情 2025年6月10日号
「金利ある世界」復活の見通しなどを契機に上昇に転じた銀行業の株価。その影響は、停滞の代名詞とやゆされてきた地方銀行にも及んでいる。だが、地銀全体を見渡すと、恩恵を受けた銀行とそうでない銀行の明暗がはっきりと分かれている。株価から見て、金利上昇は地銀の経営にどのような影響を与えるといえるのだろうか。本稿では、地銀の株価推移の要因を分析した上で、金利上昇が各社の経営にもたらすインパクトを考える。
おおやま つよし
85年一橋大学経済学部卒、日本銀行入行。マクロ経済分析を担当、統括。国際通貨基金政策開発局出向。以降08年まで日本銀行金融機構局参事役。その後は大手コンサルティング会社で、主要金融機関や事業法人に対するリスク管理に係るコンサルティングセクションを統括。22年4月から現職。
掲載号 /週刊金融財政事情 2025年6月10日号