金融庁 総合政策局 リスク分析総括課 金融犯罪対策室 室長 /齋藤 豊
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資産運用立国の実現に向け、新NISA(少額投資非課税制度)の利用拡大など、国民の投資への機運が高まる一方、それに付け込んだ金融犯罪が増加傾向にある。足元では、証券口座を狙ったフィッシング攻撃が急増し、各証券会社が対応に追われるなど、金融機関にとって金融犯罪対策は避けられない課題となっている。こうした環境下で、金融機関はどのように対策の高度化に取り組むべきか。金融庁金融犯罪対策室の齋藤豊室長に聞いた。(編集部)
さいとう ゆたか
コンサルティング会社や監査法人を経て12年金融庁入庁。23年マネーローンダリング・テロ資金供与対策室長を経て、24年7月から現職。
掲載号 /週刊金融財政事情