解説

リスク管理の高度化が急務となる地銀のLBOファイナンス

大手行とは異なるビジネスモデルを踏まえた態勢構築を

デロイト トーマツ リスクアドバイザリー ファイナンシャルサービシーズ マネジャー /徳永 光佑

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2018年以降、金融緩和の下でLBOファイナンスの残高を急拡大させてきた地方銀行。資本市場からの収益力向上の要求に応えるために案件に取り組むことで、推進に力点が置かれ、リスク管理が追いついていない。利上げに伴う市況悪化等が懸念される中で、取り組みを着実に拡大していくためにも、LBOファイナンスの管理態勢の高度化は急務である。本稿では、筆者が全国の地銀にヒアリングした結果、浮かび上がった課題と、その解決に向けたポイントを概説する。

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とくなが こうすけ
政府系金融機関において企業審査業務に従事した後、トーマツ入社。信用リスク管理を専門領域とし、スコアリングモデルの構築から審査プロセスの見直し、規制対応などに広く関与。