特集経営を揺るがす「不祥事」を防げ

コンプライアンス重視の企業風土を醸成する組織改革を断行

〈インタビュー〉「収益偏重」から「相互扶助」を重視する協同組合へ原点回帰

西武信用金庫 理事長 /髙橋 一朗

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西武信用金庫は2010年代に、投資用不動産融資を中心に猛烈に業績を伸ばし、「信金の雄」といわれた。しかしその内情は、過剰な成果主義を後押しする企業風土で経営はゆがんでおり、審査の甘さなどから生じる不祥事が多発した。19年に経営を引き継いだ髙橋一朗理事長はその企業風土を一新し、「相互扶助」という協同組合の原点に戻す取り組みを断行した。組織改革を行った5年半の取り組みとその狙いを髙橋理事長に聞いた。(編集部)

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たかはし いちろう
83年西武信用金庫入庫。立川南口支店長、支店強化担当部長、事業支援部担当部長を経て、08年常勤理事、18年常務理事法人推進部長。19年から現職。