解説

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資本効率経営における価値創造手段としての事業売却

コーポレートガバナンス改革を経た日本企業の行動変化

グロービス経営大学院 教授 /前川 卓志

投稿日2024.12.06. /週刊金融財政事情

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企業統治改革を契機として、日本企業における事業売却の位置付けが大きく変化している。従来の「撤退=失敗」という図式から、戦略的な企業価値向上の手段としての活用へと転換する動きが顕在化しつつある。本稿では、2008年から23年までの事業売却データを中心に分析し、その変化の背景と実務への示唆について考察する。

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まえかわ たくし
東京大学経済学部卒。ミシガン大学経営学修士。三井住友銀行にて市場企画、経営企画業務を歴任後、ボストンコンサルティンググループにて数多くのプロジェクトを手掛ける。その後、複数社の代表や社長を経験。現在、PKSHA Technologyにて執行役員経営企画室長、ならびに子会社アイテックの代表取締役社長を務める。グロービス経営大学院では、経営戦略やファイナンス領域を担当する。