特集変われるか⁉ アセットオーナー

アセットオーナーの高度化に向けて実効性ある改革に着手せよ

求められるアセットオーナー像を理解し、受益者第一の運営を

野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング フィデューシャリー・マネジメント部 共同部長 /浦壁 厚郎

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

運用組織としてのアセットオーナーの改革には、明確な意志と強力なリーダーシップの下での組織設計と、現場レベルでの専門知識の獲得・活用が欠かせない。改革のためのリソースが不足するアセットオーナーには、統合・共同化も有効な選択肢となり得る。優れたアセットオーナーとなるには「リターンは、ステークホルダーとともに獲得していくもの」という認識を持ち、受益者などステークホルダーからの信任を獲得・維持していくことが求められる。「アセットオーナー・プリンシプル」は、こうしたアセットオーナーの自己改革を実現するための最も基本的な原則を提供するものといえる。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

うらかべ あつお
野村総合研究所コンサルティング事業本部コンサルタント、同金融ITイノベーション事業本部上級研究員、野村アセットマネジメント運用部シニア・ポートフォリオ・マネージャーなどを経て、23年4月から現職。資産運用に関するリサーチ、運用、コンサルティング等が専門。日本証券アナリスト協会認定アナリスト。