特集2個人情報保護法 改正への論点

金融機関のデータ活用に必要な個人情報保護を巡るガバナンス

顧客や社会が安心するプライバシー保護の在り方

野村総合研究所 ICT・コンテンツ産業コンサルティング部 グループマネージャー /小林 慎太郎

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デジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流や規制緩和の追い風を受けて、金融機関は積極的に個人情報の活用に乗り出している。しかし、プライバシー保護をおろそかにすると顧客や社会から思わぬ反発を受け、事業の停止・廃止にまで追い込まれるリスクがある。本稿では、金融機関におけるデータ活用を概観し、法改正の動向や企業のプライバシー保護に関連する投資意向を踏まえ、求められるプライバシー保護の要諦とガバナンス構築について解説する。

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こばやし しんたろう
データ流通が活発である中で、みんなが安心して暮らせる社会にするための仕組みを探求している。共著書に『プライバシーガバナンスの教科書』(中央経済社)、『プライバシーテックのすべて』(中央経済社)。総務省・経済産業省「企業のプライバシーガバナンスモデル検討会」委員。