特集追い風が吹く地銀M&A支援

金融機関はM&A支援で顧客利益と事業モデル変革の二兎を追え

〈インタビュー〉M&A支援を通し、取引先とのさらなる関係強化を期待

金融庁 監督局長 /伊藤 豊

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金融庁は6月27日、「金融機関におけるM&A支援の促進等に関する監督指針の改正」(案)を公表した。M&A支援への積極的な取り組みを促すとともに、M&Aの障害にもなっている経営者保証について説明を求めるなどして、M&Aの促進を目指す。金融庁が今回改正を行う背景や狙い、金融機関に期待していることは何か。金融庁監督局の伊藤豊局長に聞いた。(編集部)

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いとう ゆたか
89年東京大学法学部卒、大蔵省入省。91年米国コーネル大学留学。大蔵省銀行局、金融監督庁監督部、産業再生機構、東京証券取引所、財務省主税局税制第二、第三課長などを経て、15年同大臣官房秘書課長、19年金融庁監督局審議官、21年同総合政策局総括審議官、22年から現職。