解説

リスクテイクを支える商品等の「ライフサイクル管理」

金融機関に求められる新規商品・業務の審査と継続的リスク管理

金融庁 総合政策局 総合政策課 金融経済教育推進室長(前 監督局 大手証券等モニタリング室長) /藤岡 由佳子

金融庁 監督局 大手証券等モニタリング室 室長補佐 /山﨑 かおり

金融庁 監督局 大手証券等モニタリング室 室長補佐 /保里 嘉宏

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金融庁は6月19日に「商品・サービス及び業務のライフサイクル管理に関する基本的な考え方」(以下、DP)を公表した。このDPのテーマは、金融機関の商品・サービスや業務から生じるリスクを、取り扱いの検討から停止まで継続的に管理することである。金融機関の経営環境が複雑化し、急速に変化する中で、商品等の管理態勢を高度化する必要があるのではないかとの観点から策定した。主として大手銀行や大手証券会社との対話の材料とすることを念頭に置くが、他の金融機関の参考にも資すると考える。

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ふじおか ゆかこ
04年入庁。監督局証券課課長補佐、総務企画局企業開示課調整官、証券取引等監視委員会事務局証券検査課管理官および同事務局総務課総括調整官等を経て、22年監督局大手証券等モニタリング室長。24年7月から現職。

やまざき かおり
13年入庁。総務企画局政策課企画係長、総合政策局総合政策課フィンテック室係長、総合政策局リスク分析総括課課長補佐等を経て、23年4月から現職。

ほり よしひろ
国内証券会社におけるリテール営業・事業法人向けカバレッジ・プロダクト業務、および大手監査法人における金融機関向け会計監査業務を経て、23年8月から現職。