特集金融機関の本懐! スタートアップ支援

地域金融こそが担うべきスタートアップ支援への期待

政策的な後押しのなか、担保や保証に依存しない融資も重要

神戸大学 経済経営研究所 教授 /家森 信善

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

戦後、地域金融機関は多くの企業を育ててきた。それがあったからこそ、日本の経済発展が実現したのである。残念ながら現在、当時と異なり民間部門の成長力は弱ってしまったために、金融面からのスタートアップ支援が一層必要となっている。政策的な環境整備は進んでおり、地域企業の期待は高い。金融機関は「減点主義」文化を打破して、本懐たるスタートアップ支援に取り組んでほしい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

やもり のぶよし
名古屋大学教授、同総長補佐などを経て、14年から現職。金融審議会委員、経済産業研究所のファカルティフェローなどを歴任。現在、財務省・財政制度等審議会委員、中小企業庁・中小企業政策審議会金融小委員会委員長、地域経済活性化支援機構(REVIC)社外取締役などを務める。