解説

取引時間の延伸を機に目指す東証のさらなる機能強化

新たな大引け売買制度で実現する透明性向上と市場活性化

東京証券取引所 株式部 株式総務グループ 調査役 /前川 和俊

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東京証券取引所は2024年11月5日に、現物売買システム(アローヘッド)のシステム更改を予定している。今般のシステム更改は「取引機会の最大化」と「ユーザー利便性の向上」を基本コンセプトとしており、併せて売買制度の改善や新しいサービスの提供を行う。本稿では、予定されている売買制度の改善のうち、取引時間の延伸とクロージング・オークションの導入について、制度改善の背景や制度概要、円滑な施行に向けた市場関係者の取り組み状況について解説する。

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まえかわ かずとし
13年日本取引所グループ入社。株式売買監理、上場部門等を経て19年から現職。現物市場に関する制度企画を担当。