特集活路を開く地銀のデジタルバンク

デジタルバンク事業を軌道に乗せるために必要な「創意工夫」

マネタイズを意識して「地銀ならでは」の戦略で差別化を図れ

日本総合研究所 調査部 金融リサーチセンター 主任研究員 /谷口 栄治

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

2010年代半ばごろから欧米主要国でも、既存金融機関が別ブランドでデジタルバンクを立ち上げている。だが、持続的なビジネスモデルを構築できず、事業継続を断念するケースもある。本稿では、海外における金融機関のデジタルバンク立ち上げの事例を紹介した上で、わが国金融機関、とりわけ地域金融機関がデジタルバンクを進めていくに当たって必要な取り組みを考察してみたい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

たにぐち えいじ
07年京都大学経済学部卒、三井住友銀行入行。12年経営企画部金融調査室。20年4月から現職。専門は金融機関の業務環境や金融システムに関する分析、内外金融機関の戦略動向に関する調査。