ステーブルコイン(SC)を取り扱おうとする金融機関や資金移動業者、暗号資産交換業者などの思惑が交錯する。金融機関や資金移動業者は自ら発行体となったり、信託銀行に委託して発行してもらったりすることを検討する。一方、暗号資産交換業者などは電子決済手段等取引業の登録をして国内外発行のSCの仲介・流通を担うことをもくろむ。地域でのキャッシュレス決済や企業の貿易決済、個人の海外送金での利用のほか、暗号資産の一時保管ツールとしての役割などが想定される。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年1月16日号
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