解説

普通株転換を前に加速した地銀「公的資金返済」の行方

残る注入行は金利上昇を味方に内部留保の積み上げを

Y'sリサーチ 代表 /山田 能伸

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リーマンショック後に地銀が受け入れた公的資金の完済が相次いでいる。公的資金が優先株式の普通株式に一斉転換する期限が近づいてきたなか、各行は①内部留保の蓄積、②第三者割当増資による資本調達、③再編による資本力増強──の三つの方法で返済原資を確保した。公的資金が残る6地銀は、今後、予想される金利上昇も味方に付けて、地道な内部留保の積み上げで公的資金の完済を目指していくべきだろう。

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やまだ よしのぶ
慶應義塾大学経済学部卒、米ウォートンスクールMBA。78年富士銀行(現みずほ銀行)入行。94年株式アナリストに転身。メリルリンチ日本証券、ドイツ証券などに在籍し、市場で高い評価を得る。PwCアドバイザリーを経て、20年にY'sリサーチを設立。金融審議会「公的資金に関するWG」「我が国金融業の中長期的な在り方に関するWG」の委員を歴任。