特集進化する金融アプリ

「リテール金融×手数料ビジネス」の中で注目されるアプリ戦略

海外の先進事例から見えてくる脱・金利偏重ビジネスへのヒント

成蹊大学 経済学部 教授 /永野 護

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銀行のビジネスモデルとチャネル戦略の変革が続く。法人融資に偏重した金利収入からの転換が求められ、代替するビジネスモデルが「リテール金融×手数料ビジネス」であることは万国共通といえる。そうした中で、新たなビジネスモデルの成否のカギを握るのが、店舗チャネルからオンラインチャネルへの転換とアセットマネジメントサービスである。本稿では、国内銀行のモバイルバンキング戦略と「銀行アプリ」の特徴を解説するとともに、外国銀行の先進事例と比較する。

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ながの まもる
横浜市立大学卒、大阪大学大学院博士課程修了、博士(国際公共政策)。専攻は実証ファイナンス。三菱総合研究所を経て12年から現職。23年から成蹊大学アジア太平洋研究センター所長を兼任。