解説

多様化が着々と進むプロジェクトファイナンス市場の現状と課題

新たな貸手、事業者、手法の登場で次のステージへ

トムソン・ロイター・ジャパン 社長 /富田 秀夫

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企業の信用力や担保ではなく、プロジェクトからのキャッシュフローを返済原資とするプロジェクトファイナンスには、利回り水準の魅力もあり、国際的に、銀行だけでなく機関投資家も積極的に参入している。行き場を探す豊富な資金を取り込むために、ボンドをはじめ資金調達手法が増え、対象プロジェクトや地域も広がるなど、市場の多様化が着実に進展中だ。そのなかで、メガバンクを中心に日本勢も大きな存在感を示している。

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とみた ひでお
82年慶應義塾大学法学部卒。共同通信社等を経て、12年7月から現職。