解説

利上げ消極派が主導権を握ったFRB、次回会合で鮮明に

9月FOMCで新たな政策枠組みを示唆する可能

明治安田アセットマネジメント チーフストラテジスト /杉山 修司

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米連邦準備制度理事会(FRB)において利上げ消極派が主導権を握ったと見られ、政策枠組みと物価目標の妥当性について再考する可能性が浮上している。早ければ9月25、26日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)の次回会合で、利上げ決定と同時に、来年以降の利上げ消極姿勢が鮮明になる公算が大きい。減税効果に加えFRBの利上げ消極姿勢の鮮明化で、息の長い米国景気拡大となることが見込まれる。

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すぎやま しゅうじ
90年東京大学経済学部卒、日本銀行入行。外為市場平衡操作担当等を経て07年スタンダード&プアーズ入社、11年ドイチェ・アセット・マネジメント入社、16年明治安田アセットマネジメント入社。ロンドン大学LSE修士。