解説

主要証券会社の2026年3月期決算分析

好業績に慢心せず顧客基盤の拡大とサービスの高度化を

UBS証券 エグゼクティブディレクター /丹羽 孝一

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

2026年3月期の主要証券会社の決算は、良好な市場環境とビジネスモデル改革の成果などを背景に18%増益となり、大手・中堅・ネット系のいずれも好業績を記録した。一方で、足元の好調さは証券会社の事業構造の耐久力を証明したわけではない。金融セクター間の垣根の低下やAI(人工知能)・デジタル分野での技術革新は、顧客接点や商品提供の在り方を変えつつある。証券会社には、市場反転時や競争相手の変化、顧客接点が再編される局面でも、金融仲介の主導的な担い手であり続けられるかが問われている。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

にわ こういち
00年九州大学大学院修了。日本の金融セクター担当アナリスト。複数の証券会社の株式調査部を経て25年10月から現職。