解説

米国におけるフィンテック企業の銀行業参入に向けた規制整備

新免許を策定する一方で、従来型の免許取得が進展

マネーフォワード フィンテック研究所 研究員 /合江 篤

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米国では、2020年初めからフィンテック企業による銀行免許の申請が増加しており、監督機関である米通貨監督庁(OCC)は、これまで数社に対して連邦法に基づく「国法銀行」の免許を付与している。本稿では、現在の米国における銀行制度と、近年の新たな銀行規制および参入企業の動きを概観しつつ、フィンテック企業など特定の業態のために整備した規制の意義などについて考察したい。

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ごうえ あつし
慶應義塾大学法学部卒、同大学院法務研究科進学を経て、19年マネーフォワード入社。フィンテック研究所で金融制度、年金制度、海外の金融サービス動向を中心とする調査研究に従事。