特集金融サイバーセキュリティー再点検

対策に不可欠な攻撃者視点、ホワイトハッカー活用も選択肢

日本で課題となるTLPT、その環境整備にはバグバウンティが有効

スプラウト 社長 /高野 聖玄

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

昨今のサイバー空間において、攻撃者がこれほど大きな力を持つようになった理由は、攻撃側と防御側の情報の非対称性が拡大していることにある。むろん、攻撃側にとって有利な方向に──である。サイバー空間において守る側より、攻撃する側の方が有利ならば、企業は「攻撃者視点」を持って侵入テスト(TLPT)を行うことが効果的であり、ホワイトハッカーの活用やバグバウンティの取り組みは、それを支える有効な選択肢となる。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

たかの せいげん
80年生。ホワイトハッカーによるペネトレーションテストやデジタル・フォレンジック、脅威リサーチを得意とするサイバーセキュリティー専門のコンサルティング会社を経営。大手企業に向けたセキュリティ戦略高度化支援なども提供しているほか、日本唯一のバグバウンティ・プラットフォーム「BugBounty.jp」を運営している。