特集ステーブルコイン 革命の足音

金融機関の競争環境を一変させ得るステーブルコインの潜在力

日本の厳格な法規制がデジタル通貨の信頼性向上に寄与

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員 /赤星 弘樹

デロイト トーマツ コンサルティング マネジャー /重松 徹哉

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

ブロックチェーン技術を活用し、価格が法定通貨の価値と連動するように設計されているステーブルコイン。伝統的金融領域での金融システムが十分に行き届いていない新興国を中心に普及が進んでいる。ステーブルコインの普及は、従来の銀行からステーブルコイン発行事業者への資金移動を促すことも考えられ、金融機関の競争環境を変える可能性も秘める。本稿では、ステーブルコインの特徴や世界におけるユースケース、ビジネスモデル、顕在化するリスクなどを解説した上、日本における普及策を考えてみたい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

あかほし ひろき
日系ITコンサルティング会社を経て現職。フィンテック・ブロックチェーン領域リーダー。金融新事業開発、フィンテック活用、デジタル戦略、業務・組織改革、ガバナンスなど多様なプロジェクトに従事。現在は、組み込み型金融やウェブ3など成長領域に関するグローバル動向の分析や戦略立案を担当。

しげまつ てつや
フィンテック専門コンサルティング会社を経て現職。キャッシュレス・ペイメント領域において新規事業開発を中心にリサーチから実行支援まで幅広いプロジェクトに従事。現在は、CBDCやステーブルコインに関するグローバル動向の分析も担当。