解説

「ネガティブニュース」の活用でデューデリジェンスの高度化を

モニタリングの効率化に寄与するリスク情報検出ツールの開発

三菱UFJ信託銀行 市場デジタル推進部 副部長 /橋本 育子

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地政学リスクの高まりを受け、各国の法規制は厳格化している。グローバルな事業展開においては、各国においてそれぞれ異なる法規制や文化、商慣行への対応も求められる。こうしたなか、デューデリジェンスは各種のリスクを軽減し、適切な対策を講じる上で重要な手段となる。そこで当社は、AIを活用してネガティブニュース(投資判断における重要なリスク情報)から投資先等のリスク情報を検出するツールを開発した。本稿では、その意義や有用性について論じたい。

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はしもと いくこ
メーカー、バイオ系ベンチャー、証券会社、外資系銀行を経て、15年から現職。主に企画業務、コンプライアンス業務に従事。現在は金融業務へのデジタル技術の活用案件に取り組む。