特集実現途上の社債市場活性化

古くて新しい課題である「社債市場の活性化」への処方箋

「五つのトレンド」を味方に付け、パラダイムシフトを起こせ

大和総研 理事 /大橋 俊安

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日本の社債市場は多様なリスク・リターンを提供する市場には程遠く、その拡大が期待されて久しいハイイールド債市場もまったく育っていない。日本の社債市場の活性化は「古くて新しい問題」であり、その解決に向けては、コベナンツの付与促進など社債の商品性の改善が急務である。今後、日本の社債市場において、ESG化など五つのトレンドを追い風とし、市場を活性化させていくことはけっして不可能ではない。

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おおはし としやす
96年大和総研入社。01年から大和証券にてクレジットアナリスト業務に従事。11年大和証券金融市場調査部長、20年同理事。24年4月から大和総研に転じ現職。著書に『社債市場の未来』(東洋経済新報社)。