談論風発

厚い財務基盤を生かした「攻めの投資」で成長を加速

京都銀行 頭取 /安井 幹也

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京都銀行は10月2日に、持株会社への移行を果たした。今後、銀行はグループ内の会社も巻き込んで、顧客の悩みに対する最適解を導き出す「コーディネーター」としての役割をより求められる。企業価値向上に向けて、地方銀行では珍しく自己資本比率を引き下げ、投融資等に振り向けていく方針を打ち出した。手厚い自己資本を生かしてリスクアセットを積み増していくことで成長を加速させていく。持株会社化に伴って事業領域を拡大していくに当たり、優秀な人材を確保することは最重要課題だ。グループ内での人材交流を活性化することで、幅広い提案をできる社員を増やしていきたい。

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やすい みきや
87年同志社大学経済学部卒、87年京都銀行入行。07年寺町二条支店長、11年秘書室長、14年人事部長、15年執行役員、17年取締役、18年常務を経て23年6月から現職。23年10月から京都FG取締役を兼務。