特集コロナ倒産を回避せよ!

未曽有の危機で倒産はどれほど増えるのか

経営者の士気喪失が事業存続を諦める決定打に

帝国データバンク 東京支社 情報部 情報編集課 課長 /阿部 成伸

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新型コロナウイルスの感染拡大が企業倒産に大きな影響をもたらしている。帝国データバンクでは、事業者(または代理人)が新型コロナウイルスを倒産の要因とすることを認めたケースを「新型コロナウイルス関連倒産」(法的整理および事業停止が対象、個人事業者および負債1,000万円未満を含む)としてカウントし、継続的にデータの分析・発表を行っている。5月8日時点で、その数は125件(法的整理79件、事業停止46件)に上る。本稿では、新型コロナウイルス関連倒産の傾向分析や今後の動向について考察するとともに、懸念される連鎖倒産を回避するための手立てなどを論じる。

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あべ しげのぶ
金融機関勤務を経て、00年に帝国データバンク入社。同年から現部署。企業倒産の取材・記事執筆のほか、医療機関、監査法人をはじめとする業界動向、倒産動向の作成や企業・団体向け各種セミナー講師も務める。