解説

金融庁「21年保険モニタリングレポート」の概要と解説

外貨建て保険については適合性基準自体の妥当性の検証を

金融庁 監督局保険課 課長補佐(総括) /西沖 悠

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金融庁は9月10日、「2021年 保険モニタリングレポート」を公表した。本レポートは、金融庁が昨事務年度のモニタリングで把握した実態や課題等を整理し、それを踏まえた本事務年度のモニタリング方針を公表するものである。本レポートの公表を通じて、保険行政の透明性を高めつつ、PDCAサイクルをより強く意識した行政運営をしていくことを目的としている。金融庁が保険行政に特化してこうした報告書を公表するのは初の試みである。本稿では、本レポートの主要テーマを紹介した後、筆者が特に深く関わった外貨建て保険のモニタリングについて詳述する。

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にしおき ゆう
05年金融庁入庁。12年6月テキサス大学で経営学修士を取得後、銀行第一課課長補佐、財務省理財局および和歌山市への出向、総合政策局総務課課長補佐(総括)を経て、20年7月から現職。