アイ経営研究所 代表 /奥住 良一
アイ経営研究所 代表 /奥住 良一
投稿日2021.02.26. /週刊金融財政事情 2021年3月1日号
社会環境の激変やコロナ禍により、地域金融機関の経営が揺れている。さらに菅義偉首相による「地銀の過剰」に関する発言や、経営統合等の合理化の検討を促す施策が続き、対応は急務となっている。しかし、必要なのは表面的な問題への対処ではない。地域金融機関の本質的な課題は、社会における自身の存在意義を見直し、既存の枠組みにとらわれない新たなビジネスモデルを構築することにある。その一方策として、「人材輩出業」を提案したい。
おくずみ りょういち
75年明治大学政経学部卒。協和銀行・あさひ銀行を経て、新銀行東京・東京きらぼしフィナンシャルグループにて取締役、常勤監査役、子会社社長を歴任。併せて、明治大学専門職大学院、放送大学、社会起業大学の講師を経験。現在は、アイ経営研究所代表として、企業顧問、経営関連のセミナー講師などを務める。上級心理カウンセラー。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年3月1日号