解説

邦銀は英国を参考にAPIセキュリティーの共通化を急げ

国際的な技術仕様「FAPI(ファピ)」の標準化でコスト低減を

オースリート ソリューション戦略担当VP /工藤 達雄

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

エンドユーザーについてのデータや機能をサードパーティーに提供するオープンAPIにおける大きな論点は、「共通の標準の採用」である。オープンAPIの成否はネットワーク外部性に強く影響され、銀行は、さまざまなサードパーティーにAPIを利用してもらわない限り、利用者数・取引数は伸び悩む。その点、「FAPI(ファピ)」という国際的な技術仕様を金融業界として共通に採用し、相互接続のハードルを下げれば、コスト低減が期待できる。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

くどう たつお
サン・マイクロシステムズ、野村総合研究所、NRIセキュアを経て18年からAuthlete(オースリート)にて現職。デジタル・アイデンティティー業界において20年以上にわたり、プリセールスやコンサルティング、事業開発、エバンジェリズムを手掛けている。