企業と退職者の関係が変わりつつある。従来、日本企業では定年を待たずに他社に転職することはネガティブに見られがちだった。だが近年は、キャリアアップなどの理由で転職することは一般的になりつつある。そうした中途退職者を即戦力や企業変革の担い手として再雇用する企業が増えている。再雇用を視野に、退職後も関係を保つ手段として「アルムナイネットワーク」を導入する企業もある。金融機関でもアルムナイネットワークを立ち上げ、元社員を即戦力として再雇用する取り組みが始まっている。