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PBの「単年度黒字化」の旗を降ろした高市早苗政権の危険性

ABC経済研究所 代表エコノミスト /熊野 英生

投稿日2026.10.02. /週刊金融財政事情

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高市早苗首相は、小泉純一郎政権以降取り組んできた、単年度での基礎的財政収支(PB)の黒字化を実現する目標を捨て、代わりに政府債務残高の対名目GDP(国内総生産)比率を引き下げる方針を打ち出した。PBについては、数年単位でバランスを確認することとした。この方針は、財政出動を積極化させるためのレトリックに過ぎず、財政悪化への懸念もつきまとう。

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くまの ひでお
90年横浜国立大学経済学部卒、日本銀行入行。00年第一生命経済研究所(現第一ライフ資産運用経済研究所)入社。11年主席エコノミスト。26年7月から現職。専門は金融政策、財政政策、為替・長短金利、経済統計。