特集カード会社の命運握る「IRF問題」

経産省検討会が開錠するキャッシュレス決済普及の扉

IRFの公開を通じて、加盟店手数料の引き下げを図る
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政府が掲げる2025年までのキャッシュレス決済比率40%。20年実績は29.7%となっており、目標達成にはもう一段の普及が必要だ。その牽引役となるのがキャッシュレス決済の約9割を占めるクレジットカードだが、加盟店がクレジットカード会社に支払う加盟店手数料の高さが、キャッシュレス推進の妨げになっているという問題意識が経済産業省などで高まっている。政府は日本の加盟店手数料が高い背景として、クレジットカード取引に係る特異なコスト構造があると見ており、ここにメスを入れる議論を始めている。

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