解説

コロナショックで揺らぐメガバンク系リースの経営戦略

検証を迫られる積極的リスクテイク姿勢

シティグループ証券 アナリスト /丹羽 孝一

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新型コロナウイルスの感染がグローバルに広がるなか、日本のメガバンク系リース会社への影響に注目が集まっている。気候変動、人口構造変化、テクノロジーの進展といった長期のメガトレンドは変わらないものの、短期的には危機対応が不可欠となり、これまでの積極的なリスクテイク姿勢は検証を迫られる。その上で、金流と商流の橋渡しを担うインフラ事業として変革していくことがメガバンク系リース会社に期待される。

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にわ こういち
日本の金融セクター担当アナリスト。複数の国内銀行系証券会社の株式調査部を経て、17年3月から現職。00年九州大学大学院修了。