金融コンサルタント /大内 修
金融コンサルタント /大内 修
投稿日2020.03.20. /週刊金融財政事情 2020年3月23日号
経営者保証を徴求するかどうかは個別案件の融資条件に属する問題であり、各金融機関が長年にわたって積み重ねてきた債権保全に関する融資ポリシーに基づいて決めるべきものである。KPIや政府系金融機関によって「経営者保証免除」を先導することは明らかに行き過ぎであり、健全な融資実務慣行を毀損する可能性がある。
おおうち おさむ
70年三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。人事部次長、深川支店長、業務開発部長、理事個人部長などを歴任。98年ダイヤモンドリース(現三菱UFJリース)取締役企画部長、常務取締役企画部長。03年三菱電機クレジット代表取締役。07年MMCダイヤモンドファイナンス代表取締役、12年退任。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年3月23日号