特集立ち向かえ! 新型ウイルス危機

より問われる運用戦略の巧拙、中長期的な材料探しが重要に

相場反転をにらみつつ、当面は「買い下がり戦略」が有効

みずほ証券 チーフクレジット ストラテジスト /大橋 英敏

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2月末の世界的な「相場崩壊」は、新型ウイルスの影響で経済活動の「自粛ムード」が高まるとともに、新型ウイルス自体の「不透明性」も増したことが主因となろう。今後の相場反転の時期と規模を正確に予想することは難しいが、いま注目すべき材料を理解することで、リスク資産投資のパフォーマンスを高めることは可能である。

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おおはし ひでとし
91年日本生命保険入社、00年モルガン・スタンレーMUFG証券にてクレジットストラテジスト業務を開始。投資助言会社経営を経て15年12月から現職。著書に『クレジット投資のすべて』など。