特集トランプリスクと向き合う「2020」

米大統領選で中道穏健派が勝たねば経済の不確実性は高まる

トランプ大統領再選なら日本や中国は第2段階の貿易協議突入へ

第一生命経済研究所 経済調査部 主任エコノミスト /桂畑 誠治

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11月に行われる米大統領選挙では、バイデン前副大統領のような中道穏健派に属する候補者の勝利が世界的に期待されているものの、このまま景気・雇用の堅調さが維持されれば、トランプ大統領の再選の可能性が高い。再選されれば、日本や中国は第2段階の貿易協議を迫られ、対米貿易黒字の大幅な削減を求められよう。ただし、経済の不確実性が再燃しても、財政支出の拡大や企業フレンドリーな経済政策、FRBの金融緩和などにより、景気拡大は維持される公算が大きい。

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かつらはた せいじ
92年日本総合研究所入社。99年丸三証券入社。日本、米国、欧州、新興国の経済・金融市場などの分析を担当。01年から現職。主な担当は米国経済・金融市場・海外経済総括(欧州、新興国経済などの担当も兼務)。