特集農協改革 中間検証

JAセレサ川崎が取り組む「都市型農協の自己改革」

都市農業の維持には信用・共済事業が不可欠

JAセレサ川崎 代表理事組合長 /原 修一

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JAセレサ川崎では、今般の農協改革が議論される以前から「組合員の所得向上」に努めてきた。最大の成果は、2008年にオープンしたJA直営の大型農産物直売所「セレサモス」。当直販所の16年度販売高は、オープン初年度の4億円弱から12億円弱と約3倍に増加している。事業総利益の9割を占める信用・共済事業は、都市農業振興のためには不可欠であり、その事業利益を営農指導や経済事業の強化に活用していく。今後は組合員のニーズに応え、販路拡大や生産資材の安価提供に尽くすほか、准組合員の意見をいかに経営に取り込んでいけるのかも検討していく。

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はら しゅういち
49年1月生まれ。10 年川崎市農業委員、同年JAセレサ川崎代表理事副組合長。16年6月から現職。