特集新時代を見据えた金融法制のあり方

決済サービスの実務から見た法制度の課題

国際カード決済で生じている縦割り行政による不整合

山本国際コンサルタンツ 代表 /山本 正行

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昨年4月の資金決済法改正や今年6月の改正割賦販売法施行により、クレジットカードや電子マネーなどの決済手段に対する規制が拡充される。法律に基づいて登録対象となる事業者が増え、消費者保護を目的とした規制も強化されている。しかし、決済サービスの多様化によって、法律が実務に整合しないケースが拡大している。「金融制度スタディ・グループ」では、縦割行政の枠組みを超え、合理的かつ包括的な制度整備に向けた議論が強く望まれる。

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やまもと まさゆき
関東学院大学経済学部講師、電波産業会の高度無線通信研究委員会特別委員、地方自治体、消費者行政等のアドバイザー、監査委員などを務める。独立前にはマスターカード・インターナショナル、ビザ・インターナショナルなどに勤務。