三井住友銀行 国際審査部 国際環境室 室長代理 /吉川 聡一郎
三井住友銀行 国際審査部 国際環境室 室長代理 /吉川 聡一郎
投稿日2018.05.21. /週刊金融財政事情 2018年5月21日号
企業がSDGsの開発目標の達成を志向する意義の一つは、価値創造効果にある。国際統合報告評議会(IIRC)のフレームワークに基づけば、SDGsへの取組みを通じた企業価値の向上とは、開発目標の達成に向けた経営戦略を遂行する中で非財務資本の拡充を進めることと位置付けられる。金融機関においても、係る取組みは経営課題の一つとなりつつあり、非財務情報を踏まえた活動方針の明確な開示が一層重要となろう。
きっかわ そういちろう
05年京都大学経済学部卒、三井住友銀行入行。14年早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。日本総合研究所調査部出向などを経て16年4月から現職。日本証券アナリスト協会検定会員。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年5月21日号