特集次世代の銀行システム戦略

新システムでみずほ銀行の競争力はどこまで高まるのか

「根幹」の勘定系が強まることで、個々の取組みにも統合効果が波及

日経コンピュータ 編集長 /大和田 尚孝

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勘定系システムの完全統合と全面刷新――。みずほ銀行が16年前の発足時からの悲願に向けてラストスパートに入っている。今年6月から始めた切り替え作業は今のところ順調に進み、作業完了がようやく見えてきた。総額4000億円を超える世界最大規模のプロジェクトは「3度目」の大規模システム障害を回避できるのか。成功したとして、投じたコストに見合う効果を得られるのか。システム統合の意義と効果を探る。

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おおわだ なおたか
システム会社を経て01年日経BPに入社。日経コンピュータ記者として大規模システムの稼働事例やダウン事例の取材・執筆を続ける。17年から同誌編集長、18年から日経クロステック副編集長を兼務。著書に『システムはなぜダウンするのか』、編著に『システム障害はなぜ二度起きたかみずほ、12年の教訓』(いずれも日経BP社)など、多数。