今年度を最終年度とする現行の中期経営計画では「ビジネスモデルの変革」を打ち出し、今年度は変革を成し遂げるために収益目標も全面的に廃止した。銀行の人材を育成して新たなビジネスを展開していくため、傘下にコンサルティング会社やデータ分析会社など、多様な子会社も立ち上げた。来年度から始まる次期中計の策定にあたっては「業態転換を視野に入れてもまったく構わない。新しい金融グループをつくれ」と指示している。いまならまだ、ビジネスモデルの変革に残された時間と余裕がある。